ソフトバンクやトヨタ自動車などが出資するMaaSの推進会社。オンデマンド配車システムの提供や、車両やサービスから得られるさまざまなデータを集約したプラットフォームを構築し、新たなモビリティサービスの創出を目指す。多くの地方自治体や企業と連携し、地域の課題解決や活性化に向けたオンデマンドカー/バスなどを含むMaaSの実現に取り組んでいる
最も影響力のあるMaaS事業者として事業展開を始めている。地方自治体などとも広範囲に連携しており、都市部と地域のそれぞれで移動サービスの検証・実用を進めている。さらなる成果が具体化されることを期待する
ソフトバンクやトヨタ自動車などが出資するMaaSの推進会社。オンデマンド配車システムの提供や、車両やサービスから得られるさまざまなデータを集約したプラットフォームを構築し、新たなモビリティサービスの創出を目指す。多くの地方自治体や企業と連携し、地域の課題解決や活性化に向けたオンデマンドカー/バスなどを含むMaaSの実現に取り組んでいる
最も影響力のあるMaaS事業者として事業展開を始めている。地方自治体などとも広範囲に連携しており、都市部と地域のそれぞれで移動サービスの検証・実用を進めている。さらなる成果が具体化されることを期待する
「ローソンゴー」は画像認識を使ったレジでの業務を無人化した店舗。スマート店舗は深夜帯のみ店舗スタッフが無人になる店舗。労働人口不足に起因する議論が深まるコンビニエンスストアの新たな運用スタイルを検証する
画像認識による無人化店舗など未来の小売業の姿の実現に向けて果敢に挑戦し成果を上げている。少子高齢化が進む現在の日本にとって着目すべき重要な取り組みである
情報銀行の仕組みを活用したヘルスケアなどの地域サービスの実証実験。市民モニター100人の参加を募り、個人のヘルスケアデータや購買データ、住環境データなどを情報銀行で組み合わせ、各種サービスに利用する
データに基づく住民サービスが求められる半面、個人情報/プライバシーの問題が浮上している。そこに「情報銀行」の考え方を採り入れ、具体的な成果につなげようとしている。難易度が高い個人データを扱う都市サービスの実現に正面から取り組んでいる点も評価する
医療用MaaS(Mobility as a Service)を実現するヘルスケアモビリティ。健診機器などを搭載したクルマで住民宅を巡回し、個々人が病院に行かなくても遠隔から医師の診察を受けられるようにする
MaaSによる人の移動ではなく、医療機器や看護師などを逆に住民の元に移動させることで交通が不便な地域を含めたヘルスケアを実現している。「医師の診断を受けるために病院に行く」という常識を変える可能性を秘めている
東京・大田市場における1〜2カ月先のレタスの市場価格を予測するアルゴリズム。予測値は「市場価格予測配信サービス」として無償提供する。NEDOの「人工知能技術適用によるスマート社会の実現」事業の一環
植物工場で作った野菜の需給マッチングを図るための基礎情報を提供しマッチング精度を高めることは、栽培した野菜の廃棄や販売機会損失の削減が期待できる。農業や食品の分野でのDXは重要である。大学との共同開発であることにも期待する
採血せずに血液のニゴリを数値化するセンサー。静脈(血管)にセンサーを当て、食事で摂った糖や脂質などで生じる血液のニゴリ粒子に反射した光の散乱を独自のアルゴリズムで解析することで、ニゴリを数値化する。北大発のベンチャー企業である
血液の状態を採血なしで測定可能にした画期的な成果である。ソフトウェア系ベンチャー企業が多い中で、ハードウェアデバイスを含めた製品/サービスに取り組んでおり、さらなる発展が期待できる
3D設計データをアップロードすると、数秒で価格と納期を回答し、最短1日で出荷する“ものづくり”のためのサービス。同様サービスを展開する米大手のプロトラブズ社とも連携している
多品種少量生産時代にあって試作品および完成部品のそれぞれを短期に製造できるようにした。3Dデータに基づく見積もりでは、設計上の不具合点を指摘するなど、設計者の育成にもつながっている。「Connected Industry」に該当する典型的なアプリケーションとして重要である
犬や猫などのペットに、直径27mm×厚さ9.1mm、重さ約9gの活動量計を装着し、気圧センサーや3軸加速度センサーによりペットがジャンプした回数などを測り加齢による関節炎などの前兆を把握する。活動量は獣医師専用Webサイト「Dr.SITE」を介して獣医師と共有できる
IoTによる人のヘルスケアと同等の仕組みをペット用として実現している。少子高齢化が進む日本においてペット分野のDXは大きな社会的意義を持つ。動物園でのアジアゾウの健康管理にも利用されており、用途の広がりも期待できる
ヤフーが提供する検索や位置情報などのサービスから得られるビッグデータから企業や自治体がインサイトを得るためのサービス
データに加え、ダッシュボードサービスとデータ分析および事業支援のコンサルティングサービスを提供することで、個人情報保護/プライバシーなどとビッグデータ活用を両立した具体的な成果につながっており、データに基づく日本の活力向上に期待する
スマート農業のためのソフトウェア機能を提供するプラットフォーム。同社のドローンや産業用無人ヘリコプターを使った農薬散布、施肥作業のデータ管理や運行管理が可能なほか、関連サービスとの連携を図る
スマート農業のためのプラットフォームとして、自社が提供するドローン関連サービスだけでなく、農家が求める他社サービスを取り込むことを可能にしている。スマート農業の推進に期待する
衛星通信サービス「イリジウムCertus」を基にした船舶向けの通信サービス。海上の船と陸の間で最大1.4MbpsのIPデータ通信を可能にする
グローバルなサプライチェーンが広がる中で海上での通信回線確保は重要である。船舶との陸上の通信容量を拡大し、より多くのデータをやり取りできるようにすることで船舶/海上を対象にした新たなデジタルサービス創出を支えると期待できる
見通しで100km以上の通信が可能なLPWA(低消費電力・広域)の通信規格である「ELTRES」(ソニーとソニーセミコンダクタソリューションズが開発)を使ったIoTのための無線通信サービス
見通し距離100km以上、時速100km以上での移動通信を20mWの特定小電力無線で実現している。5Gへの注目が高まる中、LPWAを必要とするIoTシステムの普及を後押しすると期待される
暗号鍵・証明書の工場での書き込みやネットワークでの配信を管理し、IoTデバイスとクラウド間のセキュリティを確保するサービス
IoTデバイスの初回起動時からクラウドへの接続、廃棄までのライフサイクル全体を対象に、データの盗難や改ざん、乗っ取りなどの攻撃を防止できる接続と有効化(アクティベート)を実現している。IoTの推進に重要なセキュリティにおいて、メンテナンスコストの低減が期待できる
各種の機器をIoT化するための組み込み用エンジン。リアルタイムOS(RTOS)を使った独自のIoTサービス「neqto: 」に搭載されている仕組みから「neqto: エンジン」のライセンスをサブスクリプションモデルで提供する
後付けでIoTを可能にするベースシステムとして重要である。利用企業のクラウド環境からの遠隔制御や、クラウド上のビッグデータ処理、深層学習と連携するエッジ端末側での処理が実行できるなど、ものづくり企業のデジタル化の支援を期待できる
車や建物のガラスをアンテナとして利用し5Gで通信するためのアンテナモジュール
28GHz帯の5G通信では車室や建物内では電波が弱まる傾向があることを回避し、電波が弱まる前のガラス面での送受信を可能にした。DX推進において重要な役割を持つ5Gの活用範囲の拡大に寄与すると期待できる
一般の鉛筆に装着し、加速度センサーにより文字を書いた動きを測定し、勉強に取り組んだことを「やる気パワー」として記録する。LEDの色変化や専用アプリとの連携により継続性を可視化する
IoT技術により、子供のやる気を引き出し継続して学習するための仕組みを実現している。保護者にも褒めるきっかけを与えるなどで円滑な親子のコミュニケーションの創出が期待できる。人間力の向上分野でIoT技術が成果を産めることを広く知らしめた