ビジネス開発の視点とテクノロジーの視点を同時に考え行動する“シリコンバレー流”手法を実践するチームを立ち上げ、半年間で顧客向けサービスを実現するなどしている。
デジタルトランスフォーメーション(DX)によって生まれる新ビジネス/新サービスは、ビジネスモデルと同時に、それを実現するソフトウェアが重要になる。ソフトウェア開発力を社外に依存してきた日本企業にあって、内製化を図ることは、デジタル人材不足の中で、かなり難しい。そこにメスを入れるとともに、企業文化の変革に取り組むことは、デンソー自身の改革にとどまらず、日本企業が目指すべき1つの方向性をしめしており、その影響力は多大である。
i-Constructionの実現に向け、建設現場全体を対象にしたクラウドプラットフォームを構築。オープン化を図り、パートナー企業による各種サービスの統合を進める。
「KOMTRACK」により日本のIoT活用に先鞭を付けるにとどまらず、時前サービスの方針を転換し、建設業界全体を取り巻くサービス提供に向けたプラットフォーム構築に乗り出した。このことは、コマツ自身の経営戦略の実践にとどまらず、ビジネストランスフォーメーション(DX)におけるサービス/プラットフォームの重要性を示すとともに、日本発のサービス統合プラットフォームとして、これからのエコシステム構築をはじめグローバルな展開が期待できる。
無線免許なしでゲートウェイを展開できる通信技術「LoRaWAN」へ対応し、LoRaWANゲートウェイと同ゲートウェイ用の通信サービスを提供している。
新しい通信方式に早期に対応することで、IoTが求めるさまざま利用形態におけるネットワーク構築を可能にした。既存の他サービスと組み合わせることで、より柔軟なIoTシステムの開発・提供が可能になり、利用企業がIoTに取り組む際に直面する技術面での複雑さを緩和しており、種々のIoTシステムの実運用を後押ししている。これからのグローバル展開も期待できる。
ビジネス開発の視点とテクノロジーの視点を同時に考えて行動する”シリコンバレー流”開発手法でのソフトウェア開発を実践するチームを立ち上げ、半年間で顧客向けサービスを実現するなどしている。
DXに向けては、組織風土からの変革が不可欠。ものづくり文化が強い製造業にあって、新たな組織を設置し、変革への意思を示すと同時に、成果を短期間で上げている。
組織に横串を指すデジタル戦略部を設け、人材育成からAI開発までを積極的に推進。AI工場戦略を打ち出し、データに基づくヘルスケア事業などの新領域に乗り出している。
データサイエンティストやAI技術者などの組織化や育成を業界を超えて先導。デジタル分野の研究だけでなく、事業部門とも連携し現場が求める新機能も実現している。
震災以後、単なる復興策ではなく、データ活用とデジタル人材育成を両軸に、都市の継続的な成長を市民を巻き込みながら実現している。
エネルギー、ヘルスケア、移動など縦割りになりがちな取り組みにおいて、個人に紐付くデータを一元管理するプラットフォームを構築し、新サービスを生み出している。
i-Constructionの実現に向け、建設現場全体を対象にしたクラウドプラットフォームを構築。オープン化を図り、パートナー企業による各種サービスの統合を進める。
独自展開してきた「KOMTRACK」の方針を転換し、プラットフォーマーを指向している。日本発のサービス統合基盤としての今後の進展に期待する。
成長戦略として8Kテレビと「AI+IoT」のIoT事業にかける。IoTプラットフォームでは、家電のほか、ロボットなども接続し、スマートホーム/オフィスを実現する。
IoT冷蔵庫などの製品化はあるが、従来から持っている音声認識技術などを活かしスマートホーム領域でのコンセプトメーカーになっている。
自動運転車を使った宅配サービス。スマホアプリを利用し、好きなときに好きな場所で待ち合わせられる配達を可能にする。
荷物をドライバーが届けるのではなく、受取者が車まで出向くことを想定する取り組み。「人が届ける」という宅配の定義を変えようとする意欲的な取り組みである。
歯科医が持つ診断結果と、スマートハブラシを使って取得する家庭での歯磨きの様子を共有するためのプラットフォーム。予防歯科への転換をうながす。
医師と患者の間で不平等だった診療情報を共有するほか、日々の歯磨きの様子も共有することことで、医師/患者のそれぞれが意識改革を図るきっかけになる。
IoTに向いているイベントドリブン型アプリケ−ションの開発・実行環境。従来の自前主義を脱却し、OSS(オープンソースソフトウェア)を活用してプラットフォームを構築。
既存技術を組み合わせたIoTプラットフォームが多い中で、大量のセンサーデータが集まるIoTの特性に合わせたアプリケーション重視のプラットフォームになっている。
エッジコンピューティングの概念を取り込んだIoTプラットフォーム。データの扱いに主軸を置き、センサーで集めたデータ活用を容易にする。
データの流れに着目し、複雑化するIoT環境を容易に構築できるようにした。業種・業務別に早期立ち上げのためのセット商品も用意されている。
月額60円から利用できるIoTプラットフォーム。デバイスに組み込める通信モジュールと通信環境、データの保存環境などを一体で提供する。
IoTの実現に必要なサービスをまとめることで、利用者へのテクノロジーに対する敷居を下げている。
無線免許なしでゲートウェイを展開できる通信技術「LoRaWAN」へ対応し、LoRaWANゲートウェイと同ゲートウェイ用の通信サービスを提供している。
IoTのためのネットワーク「LPWA」を積極的に推進。従来サービスと相まって、より柔軟なIoTサービスの開発・提供を可能にした。世界展開にも期待する。
仏Sigfoxが展開するLPWAのサービスを日本国内で提供。都心部から提供エリアを拡げている。
基地局型ネットワークを利用するという選択肢を提供。ネットワークの運用負荷をなくし、よりアプリケーションに集中したシステム構築を可能にしている。
月間1MBまでを100円で利用でき、通信しなければ最大11カ月間無料で使えるIoT向けのSIM。インターネットを経由せず閉域網のVPN経由で通信する。
IoTを実現するに当たり検討課題の1つであるネットワークに対し、安価な選択肢を提供し、IoTサービスの開発・提供をうながしている。
音声認識機能を備えた家庭用スマートスピーカー。日本語対応により、国内市場に投入した。
日本市場での発売により、ビジネス領域を含めた各種スキル(音声認識対応アプリケーション)の開発をうながすとともに、同種のスマートスピーカーの開発競争いにも火を付けた。
RIZAP用に開発した筋肉の動きを図るためのウェア。筋肉内部の状態が分かるため、より安全で効果の高いトレーニングが可能になるという。
医療系ウェアラブルの実施例。各種センサーで集められるデータで何が可能になるかのイメージを膨らませてくれる。日本の繊維業界の活性剤としても期待される。
前後左右の作業に必要なセンサー類を標準装備にしたショベルカー。IoTを使った安心・安全な作業を可能にする。
建設機械用センサーや解析装置は高価で土木事業者の負担になっている。標準装備にすることで価格を下げ、中堅企業を含めたi-Constructionへの取り組みを後押しできる。
開催日時:2018年3月20日(火) 18時〜20時
開催場所:東京港区「六本木ヒルズクラブ ザ・クラブルーム1」